ウィーン3日目①【自然史博物館、シシー博物館】

旅行6日目は9時からオープンしている自然史博物館へ向かいます。昨日行った美術史美術館と対になっていて、どちらも立派な建物です。

ロッカーに荷物を置き、人がいないうちに恐竜のエリアへ。

中央には巨大な骨格標本が展示してあり、テンション爆上がり！こんな巨大な生物が地球を歩いていたと思うと、ロマンに胸が高鳴ります。

プテラノドン

その骨格

羽が生えていると鳥感増します。

迫力ある恐竜の骨格と素敵な建物の内装を同時に見れるのが最大の魅力です。この空間を独り占めできて大満足♪

この恐竜が急に動き出してめちゃめちゃびっくりしましたΣ(*ºωº*) 誰もいない中、突然動くからナイトミュージアムの世界へ行っちゃったかと…笑

最初の部屋なのについつい時間を使ってしまいました。自然史博物館を1時間半くらいで見る予定なので、このあとからだんだん切羽詰まってきます。

左隣に進むと氷河期エリア。マンモスの親子がお出迎え！

そしてその先は石器時代の展示になり、土器などがたくさん展示してあります。

ヴィレンドルフのヴィーナス

小さな石像ですが、すごい大切そうに展示してありました。

1階の左部分最後は、人類の進化の過程を学ぶエリア。周りの展示をじっくり読む時間はないので、ぱぱっと見て次に進みます。

躍動感ある狩りの様子

一周回れると思いきや行き止まりだったので、来た道を戻って反対側を見に行きます。

恐竜の部屋の右側からは昔の海の生物のエリア。

魚や貝、海藻など色々な展示がありここも充実しています。

アンモナイト

メガロドンかな？

その先は鉱石のエリアになります。キラキラした宝石がたくさんです♪

2月生まれなのでアメジストが大好き！

宝石博物館かな？と思うほどたくさん宝石があり眺めているだけで幸せな気分になります。

この色の宝石が1番目に止まりました！

加工前の鉱石

とっても大きな水晶

色々な場所から採取される鉱石が展示されています。

1階の最後には巨大なアメジスト\( *´ω`* )/

想像していたよりも大量の展示でした。ウィーンでわざわざ見なくてもいいかなという気持ちもあり、サッと見ましたが、近くに住んでいたらもっと時間をかけて見学したかったです。

それでは2階へ上がっていきます！

まず最初の方の部屋は海に関する展示です。ここにはサンゴがありました。

様座な種類の貝

カニ

どうしても美味しそうと思ってしまう(>_< )

お次は虫のエリア。虫は苦手なのでちょっとパス。蝶は遠くから見るぶんには綺麗！

また海の世界に戻ってサメの展示です。

マンボウ

魚

亀

ワニ

ダチョウ

鳥の展示は何部屋にも渡ってたくさんの種類があります。

ハゲワシ

インコ

フクロウ

コアラ

カンガルー

プレーリードッグ

トド

ここの部屋は剥製と骨格が隣同士に展示してあります。

ゾウ

鼻には骨がないので骨格の方はちょっとマヌケに。

キリン

シマウマ

ヤギ

アザラシ

ライオン

パンダ

サル

といくことで、2階は様々な動物の剥製を見ました。じっくり近くで見られるのは大きなメリットですが、やっぱり生きている動物の方がいいですね。今日見た多くの動物は明日のシェーンブルン動物園で実際に会ってきました♪

歩いてホーフブルク宮殿へ。

向かったのはシシィ博物館。ここでは銀器博物館、シシィ博物館、皇帝の部屋の3つの博物館をセットで見学します。また、日本語のオーディオガイドを無料で借りられます。

まず初めは銀器博物館。ハプスブルク家の時代に使われていた食器が展示してあります。

銀器博物館という名前ですが、磁器もたくさんあります。逆に銀器は財政難に影響で溶かされて使われてしまったので少ないです。

銀のカトラリー

オーディオガイドで一つ一つ説明してくれるので、ハプスブルク家の内情とともに勉強になります。

双頭の鷲はハプスブルク家の紋章。

ハプスブルク家の財力で世界中から食器を集めました。

こちらはイギリス製

ハンガリー製

フランス製

アジアっぽい装飾

少し進んでいくと、ようやく金の食器が並ぶエリアです。豪華絢爛な食器はハプスブルク家の豊かさを感じられます。

豪華すぎてだんだん感覚が麻痺してきます。

周りの金に負けない花の力強さ！

この可愛らしいデザインは王宮に伝わるナプキンの折り方です。

実際に使われていた様子。

豪華すぎて食器としては使われませんでした。

食器類には贈り物としての面もあり、実用向けではないものも多くあります。

シシィとヨーゼフ1世

豪華絢爛なセンターピース

この展示は印象に残りました。宗教的な伝統で、皇帝は選ばれた貧しいお年寄りの12人の男の足を毎年洗っていて、プレゼントを送っていました。

オーディオガイドを聞きながらじっくり見学しました。食器の展示と舐めていましたが、豪華さに圧倒されました。

銀器博物館後は残念ながら撮影禁止です。

シシィ博物館ではシシィことエリザベート王妃について多くのことを学べました。ここに来る前は絶世の美女であり、マリー・アントワネットみたいな性格という印象でしたが、美女というのはまごうことなき事実です。しかし王妃となったのは彼女にとって不幸な出来事で、苦しみながら波乱万丈の人生を送ったことがわかりました。

そしてヨーゼフ1世はめちゃめちゃ真面目で愛妻家で好感度アップです。働き過ぎは体に良くないですが、これぞ為政者の鏡という思想の持ち主です。

ある程度全部のオーディオガイドを聞き、1時間半ほどの滞在でした。

シシィ博物館をあとにし、ホーフブルク宮殿にある宝物館へと向かいます。ここにはハプスブルク家の冠や、収集した宝石・装飾品などの豪華なコレクションが展示してあります。

これは世界で最も美しい冠のひとつといわれているルドルフ二世の冠。

ここにも双頭の鷲！

皇帝のマント

豪華なゆりかご

ハプスブルク家専用の洗礼のための水差しと水盤

エメラルドの器

これもエメラルドが使われた装飾品

神聖ローマ帝国の帝冠

たぶん一番の目玉のはず！もの凄い宝石の数です。

立派なキリスト教関係のコレクションも多数あります。

シシィ博物館とは違って人があまりおらず、落ち着いて見学できました。ほんとに感覚が麻痺する豪華な世界です。

オーディオガイドを使わなかったので、そんなに時間をかけず30分くらいで見終わりました。