ブダペスト1日目 【セーチェーニ温泉、聖イシュトヴァーン大聖堂、ゲッレールトの丘】

旅のはじめはベルリンのブランデンブルク国際空港。今回はライアンエアーを使いブダペストへ向かいます。

ベルリン 22:15 発
ブダペスト 23:45 着

ライアンエアーは規定が厳しいと聞いていたので、事前にきちんと確認しました。

電車はターミナル1に到着するため、今回使うターミナル2へ歩いて向かいます。看板の表示で500mとあったとおり、そこまで歩くことなく到着しました。ただ直通の通路があるわけでなく、一回外に出てターミナル2に入ります。

事前にオンラインチェックインを済ましていたこともあり、何事もなくセキュリティチェックを抜け、出発を待ちます。ターミナル2はLCCを中心としているので、こじんまりとした印象です。

まだ時間があるのでちょこっと制限エリア内をぶらぶらします。ターミナル2は小さいのでブランド品などのお店はなく、よく見る香水やお酒を売っているお店だけです。コンビニみたいな場所はあり、そこにはベルリン名物のアンペルマングッズがあります。

ゲートが開くまで座って待ちたいと思います。コンセントが少ないので充電したい人は注意が必要です。自分は端っこまで歩いて見つけました！

出発約40分前にゲートが開き、飛行機へ歩いて向かいます。

ブダペストに無事到着！LCCなのに遅延もなく快適な旅でした。ブダペストのリスト空港もこじんまりとしていました。12時頃の到着ということもあり、今晩はホテルに行かずに空港で朝まで過ごすので、安全そうな場所を探します。

空港泊をするんだろうなと思われる人たちが固まっているベンチがあったので、そこで約4時間半ほどのんびりしたいと思います。空港のWi-Fiが動画をサクサク見れるくらい高速だったので、ストレスなく時間を潰せました。3時半過ぎには多くの人が空港に来て、ざわざわし始めました。意外とブダペストの朝は早いです！

今回は市内へは簡単と言われている100Eのバスではなく、200EとM3の乗り継ぎで向かいます。まずは券売機で72時間券 5500Ft（約2100円）を購入し、バスに乗車します。

※100Eのバスだと72時間券は使えません。

終点のKőbánya-Kispest M駅に着いたら電車に乗り換えるため、M3の表示に従って向かいます。約1時間ほどで空港から市内へ行けました。

朝ごはんのために6時からやっているマックへ。ちょっと早めに着きましたが、開店待ちをしている人が何人かいました。そしてここのマックは「世界で1番美しいマクドナルド」と言われています。

豪華で上品な店内。

頼んだのはベーコンエッグマフィンのセット 1300Ft（約500円）。朝なのにハッシュドポテトではなく、普通のポテト！たぶん日本とだいたい同じ価格で、味も同じでした。

栄養補給がすんだので朝7時のオープンに合わせてセーチェーニ温泉へと向かいます。世界遺産に登録されているM1の地下鉄に乗っていきます。駅員さんに切符を見せてから乗りました。

中はこんな感じ。

駅を出ると豪華な建物が目に飛び込んできます。ここがセーチェーニ温泉です。

教会や博物館のような豪華な建物。

天井にはフレスコ画もあります。ここでチケット 9400Ft（約3600円）を購入し、温泉へ向かいます。

更衣室は男女別々で、日本のプールみたいにその場で着替えました。ロッカーは自由に選べて、リストバンド型の電子キーで開け閉めできます。

人が少ないうちに写真を撮りたいと思い、最初から外のお風呂へ。テレビで見て、憧れていた光景です！

ようやく念願の温泉に入ります。ヨーロッパの生活では湯船がないので、何回温泉に行きたいと思ったことか(*´ `*)

温度は思っていたよりも低めで、温水プールよりも温かいくらいです。

打たせ湯がたくさんあります。

真ん中は小さな流れるプール的な感じです。

普通のプールも中央にありますが、水泳キャップが必須なので今回は入りませんでした。

温泉を出ると、ものすごく寒かったので小走りで反対側にあるもう一つの温泉へ。こっちの方がだいぶ温かいです。ですが、この時はまだ気温が6℃と寒かったので、日本の温泉になれている身としては、物足りなく感じます。冬にはもう少し温かい温度に浸かりたいです(>_<) あとここはものすごく深くて、立っていても顔がギリギリ出るくらいでした。温泉の外側は階段状になっているので、そこで座りながらのんびり過ごしました。

外の温泉をいったん出て、中にある温泉に入っていきます。セーチェーニ温泉は外の風景が印象的ですが、中にもたくさんのお風呂があります。

古代ローマのような豪華な装飾。テルマエロマエの世界観みたいで感動しました。最高でも35度と日本に比べるとぬるいですが、長時間入っていられます。

朝来ると大きなお風呂を独り占めできます！また、だんだん浴槽が汚れてくるそうなので、朝来ると綺麗な温泉に入れるというメリットもあります。

来る前は銭湯みたいな温かいお湯かと思っていたのですが、きちんと効能のある温泉でした♪

しばらくすると天気がよくなり、露天風呂に気持ちよく入れるようになりました。だんだん観光客が増えてきて、写真を撮っている人がたくさんいます。

セーチェーニ温泉には5つの違ったタイプサウナがあり、温泉以外でも楽しめます。少し鼻炎気味だったので、ユーカリのアロマサウナは効きました(｡˃ ᵕ ˂ )b

外から入るフィンランド風サウナは超高温で、体の芯から温まります。流行っている「サ活」を体験してみました。温まったあとは、半身浴をしながら温泉を楽しみます！自分の旅行はけっこう忙しないのですが、こうしてのんびり過ごすのもまたいいですね。

12時頃になると噂のチェスをする人たちが現れました。ちょうどスマホを持ってなかったので撮影できなく残念…

結局6時間ほど滞在しました。こんなに温泉に入っていたのはハワイアンズに行ったとき以来です。お肌つるつるになったのがすぐわかる手触りで、ブダペストに住んでた年パスすぐ買っちゃう満足度です♪

体がポカポカしているので、市民公園を歩いてレストランへ向かいます。そこでブダペストについて調べたときに全く情報になかったお城を発見！

ヴァイダフニャディ城というお城で、中世ヨーロッパらしい雰囲気が漂います。

ただここはハンガリー建国1000周年を記念して建てられたお城で、実際に王族などが使用していたわけではないそう…

それでもハンガリー全土の建築様式を再現した建物なので見どころ満載！外だけなら無料なので、訪れる価値があります。

イグナック・ダラニーイーという人の像。

ここに冬はスケートリンクがあるそうです。

公園を抜けると「英雄広場」に着きます。2つの美術館に挟まれた広場で、圧巻の光景です。

中央にあるこの塔の頂点は大天使ガブリエルの像で、塔の周りはハンガリー人の起源となるマジャール人7部族の長の像です。

近づくと迫力があります。

塔の後ろには14体のハンガリーを代表する英雄の像が建っています。このうち8人が歴代のハンガリー国王で、残りの6人も政治家や貴族などの有名人です。

右側からも

お昼ご飯はブダペストで大人気の"Paprika Vendéglő"というレストラン。予約をしていませんでしたが、待たずに入れました。

雰囲気のある店内。

お風呂あがりはビール！ってことでハンガリーのビールDreher。

メインはチキンのチーズ焼き、フォアグラとマッシュルームをのせて（自分訳）。これはめちゃめちゃ美味しかったです(*´﹃`*) フォアグラ初めて食べるので少しのやつにしようと思ってこれを注文したけど、そのこと後悔… 普通に美味しいじゃん！今回のお代は 5250Ft（約2000円）とブダペストの物価が安いことがわかります。日本でフォアグラの料理を頼んだらいくらになるのか…

一旦ホテルにチェックインし、バックパックを置いて1日目の後半戦へ。今回泊まったアベニュー・ホステルは2泊朝食付きで 22€（約3200円）とお買い得。立地もいいのでおすすめです。

ホステルでもカーテンがあると快適度が増します。

やってきたのは聖イシュトヴァーン大聖堂。

聖イシュトバーンとはハンガリーの民族マジャールをキリスト教に改宗させ、ハンガリーを建国した初代国王です。

今は無料ではなくなり、2700Ft（約1000円）で入場します。

入ってみると、豪華な内装に息を呑みます。想像以上の美しさで、しばらく座ってこの雰囲気を堪能しました。

イシュトヴァーン1世の右手のミイラが、聖遺物として保管されています。

天井の窓から注ぐ光がより金の装飾を華やかにします。

中央祭壇に見える像が「イシュトヴァーン」です。

パイプオルガン

ブダペストに来たのなら一見の価値がある立派な教会です。少々入場料が高いのでコンサートがある時に訪れるのもありですね。

塔があるなら登らなければという義務感で、上から景色を見てきました。この塔にはエレベーターがあるので、体力温存できます。

ブダ側とはまた違った景色を楽しめます。やっぱり塔からの眺めは最高です！

ブダペストの夜景を見るためにゲッレールトの丘へ向かいます。夜になると治安がどうかわからなかったので、17時過ぎのまだ明るい時間からハイキングを開始します。

ここにも聖イシュトヴァーンの像がありました。行ったときには閉まってましたが、近くには洞窟にできた教会もあります。

ドナウ川と自由橋。景色を楽しめたのは途中までで、Googleマップの位置情報が機能しなり、上まで勘で登って行きました。

日の入りくらいに頂上に到着。最近よく山に登っているのでハイキング用の靴を買おうか悩むほどです(꒪∆꒪;) けっこう急な所もあり、ものすごく疲れました。温泉入りたい…

頂上にある自由の像。

18時頃になるとライトアップが始まり、綺麗な景色を楽しめます。「ドナウの真珠」と呼ばれるブダペスト。忘れることのできない素晴らしい夜景です。ここからはドナウ川を挟んでブダ地区、ペスト地区両方を見ることができます。

場所を変えて再度鑑賞。ゲッレールトの丘には展望台らしき場所がたくさんありました。

この光景を見るためにブダペストに来てもいいと思える体験でした。「世界一夜景の美しい都」というのは過言ではないです！

自由橋を歩いてドナウ川を渡ります。公共交通機関の乗り放題チケットを持っていますが、こうして歩かなければ見れない光景もあるので、余裕があるときにはお散歩もします♪

まだホテルに帰るのには早くてもったいないと思ったので、国会議事堂を見に行きました。ハンガリーの国会議事堂は綺麗すぎます！

噂にきいていた以上に豪華絢爛で、空いた口がふさがりません。

とりあえず国会議事堂の周りを一周しました。この景色を見て、予定には入れてませんでしたが、国会議事堂の内部見学ツアーに参加することを決めました！

ドナウ川沿いの遊歩道を少し歩いて帰ります。

空港泊をして朝から活動して疲れていたので、20時頃にホテルに戻ってゆっくりします。どうせならと思い、トカイワインをスーパーで買ってみました。1900Ft（約730円）と安めのワインでしたが、甘くて美味しいです。すぐに一人で一本飲みきっちゃいました。