ブラチスラバ2日目【デヴィーン城】

朝ごはんは昨日スーパーで買ったスロバキアのパンを食べます。とても甘くて半分だけで十分でした。

ホテルをチェックアウトし、朝は昨日見れなかった旧市街の残りを観光します。

歩いていると、素敵なウォールアートがありました。

ブラチスラバでは歩行者用の信号がついてないことがけっこうあります。信号機はあるのに使っていないのは何故でしょう( ??ω??)??

旧市街にやって来ました！

大きなチェス盤も街中にありました。

フラヴネー広場というブラチスラバのメイン広場へ。朝は閑散としていたのもあって、中心地でありながらよりこじんまりとした印象です。

広場には日本大使館もあります。

他のヨーロッパの市庁舎は豪華絢爛なものが多いですが、ここは可愛らしい建物です。

今回訪れませんでしたが、中は博物館になっています。

ナポレオンの像

特に目的もなくぶらぶらします。Googleマップがなければ迷っちゃいそうな道ですが、人気がないこともありワクワクします。

ここからはブラチスラバ城が見えました

ブラチスラバは小さな街ですが、ヨーロッパらしい趣もあってぶらぶらするだけでも楽しいです。ヨーロッパの首都なのに、ゆっくりとした素敵な時間を過ごせます。

スロバキア国立劇場です。ブラチスラバの建物は他の都市と比べると小さくてかわいいですね。

Hviezdoslavovo námestieという細長い公園を通ってMost SNPのバス停へ向かいます。

アンデルセンの銅像がありました。何かスロバキアと関係があるのでしょうか？

ホロコースト・メモリアルの像で周りにも説明が書いた展示がありました。

これは三位一体の碑でペストの収束を記念して建てられました。

デヴィーン城へ行くために切符を買います。帰りのバス停には券売機がないらしいので、往復分買います。

デヴィーン城の最寄りのバス停までは20分ほどで着くので30分券を0.9ユーロで購入。古そうな機械ですけどクレジットカードも使えました。

バスの時間までドナウ川を見てゆっくりします。

デヴィーン城へ行くための29番バスは他の路線と違いバスターミナルではなく、高架下にバス停があります。

バスに乗ったらしっかり打刻！

Štrbskáというバス停で降りました。周りは普通の住宅街なので不安に思いながら進んでいきます。

歩いているとすぐにデヴィーン城の標識がありました。

デヴィーン城が見えてきました。また高いところへ上っていくのか…という正直な感想(> <)

お城の下はお土産屋さんやレストランがあります。また、朝はがらーんとした駐車場ですが、帰る頃にはほぼ満車になっていました。

デヴィーン城は今までのお城と違って廃墟になった城なのでロマンを感じます。

オープンの10時より数分早く着いたので、門の前で待ちます。

入場料は4ユーロで、チケットの裏がマップになってました。

のどかな城内を登っていきます。今日はとってもいい天気なのでハッピーです♪

デヴィーン城のメイン部分に到着。デヴィーン城は1世紀のローマ帝国時代からつくられた城塞で、1809年にナポレオンに攻略されるまで長い間使用されました。

石を積んで造られたお城は遺跡感満載でテンション上がります♪

まず最初のスポットは井戸です。

井戸は15世紀に掘られ、深さ55m、直径2.4mです。この井戸にはドナウ川とモラヴァ川からの水と、城の崖の割れ目から雨水という2つの水源があるとされています。

井戸のがれきの中には、多くの鉄、粘土、骨、さらには木製の品物、さらには元のルネサンスまたはゴシックの井戸に属する石が見つかりました。現在あるのは、ルネサンス様式の再建したものです。

故障していましたが、井戸の隣には飲料用の水道があります。

ここはデヴィーン城で発見された最大のローマ時代の建物です。13,5x9mの建物は2段階で建設され、4つの部屋があります。これは3世紀 (セヴェラン王朝) のものであり、修復は4世紀後半のヴァレンティニアン帝 (364-375) の治世中に行われました。

15世紀には城の居住区を改善し、中央の城区の防御を固めるために宮殿を増築しました。軍事利用を目的としていた名残を見ることもできます。

ドナウ川とモラヴァ川の合流地点をはっきり見ることができます。川の流れのスピードが違うため、色が違って見えます。

デヴィーン城のお城は2つに別れています。この写真で見える方が眺めがいいです。

では、展望エリアへ上っていきます。

自然と赤い屋根の街並みの調和が素敵です。

頂上からの展望に感動です。シンプルだからこそずっと見ていられます。貨物線が進んでいく様子をのんびり眺めました。

川の向こうはオーストリアです。

こんなに歴史があって、素敵な場所なのに世界遺産じゃないことに驚きます。

見どころは終わりましたが、開放感のある城内をお散歩します。

この角度から見るとお城と崖が一体化してます。

歩いているとまた遺跡っぽい場所がありました。ここは17 世紀にパルフィ家によって建てられて部分です。砲兵のための特別な要塞が建てられた城壁のすぐ近くに位置しているので、おそらく弾薬庫であったと考えられます。

細い道を下りていくと、特に何もありませんでした。でもこの何もない感じが古代の遺跡らしく、過去に何があったか想像するだけで楽しくなります♪

ここが敷地の端です。周囲の壁は14世紀半ば頃に崖の上に直接築かれました。

今回は残念ながら博物館は閉まっていました。オフシーズンなのでしょうがないです… 風景も夏の方が綺麗だと思うので、訪れるのなら夏がおすすめです。

それでもデヴィーン城からは素晴らしい魅力的な風景を堪能できました。何も考えず何時間でも見ていられるような、素敵な光景です。

お城を下り奥の方へ向かうと、冷戦期オーストリアへ渡ろうとして殺された400人のためのモニュメントがありました。ここで冷戦の悲しい歴史があるとは思ってなかったので驚きました。今は国境がないも同然に移動できることを幸せに思います。

川に入っている人もいました。夏場は気持ちよさそうです。

ここから見ると、ほんとにすごい崖の上に造ったことがわかります。

デヴィーン城には1時間半程度の滞在でしたが、とても充実した時間でした。ローマ帝国の遺跡ということもあり、ローマの遺跡を訪れたことを思い出しました。

それでは中心部に戻ります。

LINOS bistro というカフェでお昼ご飯を食べます。まずはスロバキアのビール“Urpiner”。ハイキングのあとのビールは最高！

そしてスロバキア料理のピロヒーです。味は昨日食べたハルシュキとほぼ同じで、これは餃子みたいに中にチーズが入っています。

バスの時間まで少しだけお散歩しブラチスラバを去ります。

恥ずかしながら今回の旅行を決めるまでブラチスラバという名前すら知りませんでした。ブダペストからウィーンに移動する途中にあったので来ることにしましたが、その決断は大正解でした。小さな街ですが、魅力あふれる観光地があり、食べ物もビールも美味しかったので満足です！