⑦帰りたくないけど最終日

【エレベーターの中にレストラン案内】
宿泊者じゃなくても食べに来られるのかな？
朝食18€、昼食15.9€との案内がありました。
私達は朝食込みの宿泊プラン。
フロントの奥が朝食会場です。

【入り口近くのカウンター】
ここの物は食べ放題には含まれてないです。
ペットボトル飲料、袋に入ったパン、ピンバッヂなど販売されてました。
熊ちゃん印のカレフのビールサーバー、どこにでもあるなあ。

【ここから食べ放題】
まずは飲み物コーナーです。

【お水もここから】
この画面で飲み物の種類を選んで、注ぎたい間だけボタンを押し続けます。リンゴジュースは甘さかなり控えめでした。

フィンランドでは水を飲んでる人が多い気がします。タリン行きフェリーに乗った時にカフェのイートインスペースのような所にいましたが、それでもテーブルに置かれてるのはだいたいペットボトルの水でした。もっとコーヒーを飲むかと思ってたのに。
そもそも売られてる500mLのペットボトルの中身はほとんど水でした。200mLくらいのサイズならスムージーもありましたけど。飲み物に限らず『砂糖を足してない』というのを売りにしてる商品が多かったです。

【サラダコーナー】
新鮮レタスたっぷり。
その奥にトマトときゅうり、ピクルスとカッテージチーズ。チーズ２種類、ハム３種類。

日本のカッテージチーズってペースト状でザラザラポソポソしてて口の中の水分もってかれる感じですが、フィンランドのカッテージチーズは大豆大くらいの粒状で、食感は少しモッツァレラチーズに似てました。ヤギ乳のようなチーズ臭さもあるかな。日本のとは別物に思えました。

【ホットコーナー】
左手前から豆のトマトソース煮、スクランブルエッグ、フライドポテト、ソーセージ、焼きマッシュルーム、カレリアパイ(カレリア地方名物お米のフィリングが入ったパイ)、エッグバター。
旅行会社からの案内では『コンチネンタルブレックファスト』となってたけど、温かい物がたくさんある！

【パンコーナー】
パン６種類、バター、マーガリン。

【ポップアップトースター】
これが使いたくて食パンを食べました。パンを入れてレバーを下げます。数分経ったらトーストされたパンがピョコン！って飛び出します。

【シリアルなど】
ミューズリー、シリアル２種類、イチゴジャム、砂糖２種類、牛乳、ポリッジ。

他にオレンジ・リンゴとヨーグルト２種類もあったけど撮り忘れ。

【グルテンアレルギーの方専用】
グルテンフリーのパンとミューズリー。
フィンランド人は日本人より乳糖不耐症の人やグルテンアレルギーの人の割合は低いと思うんですが、それを除去した食品は多かったです。ヴィーガンの人も暮らしやすいだろうな。

左の調味料は誰でも使えます。キッコーマン醤油は嬉しいけど、ドレッシングも欲しかったなー。結局使ったのはケチャップのみ。

【甘いものコーナー１泊目】
オレンジマーマレード、シナモンロール。
２泊目はロールケーキの代わりに菓子パンになりました(下の写真)。

【甘いものコーナー２泊目】
菓子パンになりました。
シナモンロールは中身が黒っぽいの(シナモン？)と、白っぽいの(カルダモン？)の２種類がありました。
トルティーヤチップス、１泊目は無かった気がします。

【１泊目その１】
パンコーナーにあった長方形のは、カリカリとクラッカーみたいで美味しい。

ホテルのクチコミにマッシュルームのソテーが美味しいとありました。うんうん、わかる！ソテーした事でマッシュルームの風味がギュッと濃縮されてるよ。ハーブで味付けしてそうだけど、味音痴なので何のハーブか分かんないや。

ポテトフライも美味しい！揚げ物欠乏症なかな。日本いたら１週間に何回かは揚げ物食べちゃってるもんな。そういえばフィンランドで揚げ物ほぼ無かったな。

それから煮豆！トマトソース煮と書いてましたが、なんで煮汁が赤っぽい色してるか分からないくらい素材を生かした優しい味。私は好きです。

【１泊目その２】
kinkku ham(キンックハム)って前のホテルにもあって金華ハムの綴り間違い？と思ってたけど別物ですね。その時はハムだな、という感想しかなかったんだけど。
ここホテルアーサーのkinkku hamは日本のお高い贈答用ももハムの味がする！しっとりとした食感に濃いハム味でめちゃめちゃ美味しい！

【１泊目その３】
このチョコシリアルの硬さが好き。スーパーでこの形を探したらケロッグ社製だったから、フィンランドじゃないのかー、と買うのやめちゃいました。でも日本にはないから買っておけば良かったな。

まん丸オレンジコーナーに１個だけ違う平べったい形が紛れてたから取ってきてみました。みかんっぽい見た目で、味もみかん。スーパーでもよく見かけてたけど、こんなに美味しい奴だったのか！人気があってラスト１個だったんですかね。

【２泊目】
もうこの画は見飽きただろうから、他にも食べたけどこの辺で終了。

【普通の茹で卵】
フィンランド来てから毎回スクランブルエッグの色が白っぽい気がする、もしかして黄身の色が違う？という事で、普段あまり食べる事のない茹で卵を食べてみました。うーん、ちょっと薄いような…あんまり変わらないような…。

ちなみに、親鶏が食べた物により卵の黄身の色は変化します。米ばっかり食べてると白っぽくなるから、濃い色の黄身が好まれる日本ではカロテノイド色素を含むパプリカなども与えてオレンジ色っぽくしてるんだとか。欧米では小麦を与えるのが一般的だから日本のより明るいレモンイエローの黄身になるそうです。

【オレンジじゃないオレンジ】
この中身オレンジ色してなさそう、と言って持って来たオレンジ。子供は半信半疑。

【ブラッドオレンジ】
ね？赤いでしょ？味はオレンジだよ。昔イタリアでも食べたんだよね。

朝食終わったら最後のお買い物に行きます。まだ朝早いけど、平日だからどっかしら開いてるでしょう。徒歩圏内にいくつもスーパーあるから便利でした。

【Tokmanni Helsinki Citycenter】
ホテルアーサーの近くにあったのに全然行ってないから来てみました。家電とか雑貨を売ってるみたい。ヨドバシカメラっぽい雰囲気。外から食品が見えなかったから、買う物がない可能性が高いと思い、結局入りませんでした。
マリメッコの紙ナプキンや、ムーミン柄のマグカップを売ってるようですね。

【ガンショップ】
それより何より、気になったのはさっきのお向かいにあるこのお店よ。鉄砲ずらり！
狩猟用？スポーツ用？サバイバルゲーム用？それとも…護身用？

【リドル】
店内の写真はないんですが、ミネラルウォーターと、ギフラーのシナモンロール買いました。

【最後もやっぱりKスーパー(中央郵便局店)】
お店入ってすぐチューリップ売られてました。華やかでいいね！

【３月限定ラスキアイスプッラ】
カルダモンが効いたパン(プッラ)に生クリームとジャムをたっぷり挟んだもの。アイスクリームは関係ありません。イースター前に食べる伝統食だそうです。要するに３月限定スイーツ！２個で2.99€(約480円)。
要冷蔵だから日本へ持ち帰れないし、この後にお昼ごはんをたくさん食べる予定があり、泣く泣く棚に戻しました。

【日本のお菓子？】
日本菓子コーナーがありました。
カラムーチョ、ポッキー、コアラのマーチとか売ってました。『エアリアル』もあったけどワサビ味！そんな味あったのか！そういえば、フィンランドで辛い物を全く食べなかったなあ。フィンランド人、カラムーチョとかワサビ味とか大丈夫なの？
私が見た事ないメーカーの『フエラムネ』や『梅味ポテトチップス』もありました。中国語や韓国語のパッケージもちらほら。
商品陳列から考えると『Mochi』って書かれた一口大福のような物(台湾産)が人気なんだろうな。他にも『もち』と書かれた物がいくつかありました。でもどれも中身はあんこじゃなさそう。バニラクリームとかストロベリーチーズケーキが入ってるみたい。
フィンランド人に日本土産を渡す事があれば、このあたりを参考にします。
ちなみにカラムーチョ60gで3.49€(約560円)。日本で買う時の５倍くらいする！

【ギフラーのシナモンロール】
お土産にシナモンロール買うならこれが鉄板！と子供が話してました。たぶん今朝ホテルで食べたヤツだ！美味しかったよねー。シナモン味(左の赤いパッケージ)とバニラカルダモン味(右の茶色っぽいパッケージ)。各2.65€(約420円)。

【ムーミンのフルーツバー】
ドライフルーツをなめらかにすり潰して棒状にしただけのようなお菓子。パッケージに張り付かないようにする為なのか表面にオイルが塗られますが、それを除けば健康志向のオヤツ。砂糖不使用。ヴィーガン対応。離乳食にもできそう。個別包装の一つ一つにもムーミンが描かれてます。
ラズベリー味15g×4本とリンゴ＆洋梨味15g×4本の計8本で2.45€(390円)。

【ファツェルのクッキー】
右の水色のパッケージ、塩キャラメルクッキー 270g2.99€(約480円)を購入。
チョコじゃないファツェル珍しいな。でもこれ絶対美味しいよね。

【エロヴェナ】
オーツ麦バー。素朴な味わいながらも間違いない美味しさ、そしてヘルシー。子供が友達のお土産に購入。
1個0.79€(約130円)
6個入り3.65€(約580円)
10個入り3.59€(約570円)
(一部フレーバーはもう少し安かったです)
10個入りの特売をしてたので、6個入りより安いというおかしな価格になってました。
日本でも通販してるんですね。そのうち利用しそう。

エロヴェナ ジャパン(日本語)
https://www.elovena.jp/

【まさしくフィンランドの紅茶！】
物価高いから闇雲にお土産買えない！と思って吟味に吟味を重ねて買った物が多いんですよ。そんな中、これはSUOMI TEE(フィンランドの紅茶)って書いてあってパッケージがかわいいから衝動買い。ブルーベリー味の紅茶(ティーバッグ)1.75g×20個で3.29€(約530円)でした。

フィンランド語、英語、スウェーデン語、ロシア語、ドイツ語、フランス語に続いて日本語！ありがとうフィンランド！
味音痴な事もあり、普通のフレーバーティーだな、と思って飲んでたけど、よく見たらティーバッグにホッチキスや接着剤が使われてません。小さな穴を開けて、そこに糸を通して結んであります。

この環境意識の高さ、めっちゃフィンランドだー！

思いがけずテンション上がりました。

【その他購入品】
魚缶 150g(固形物115g) 3.59€(約570円)
muikkup？(レシートに記載)またはMUIKKUPALAT？(缶詰ラベルに記載)という名前の魚を油とディル(ハーブ)と一緒に調理した缶詰めみたいです。商品案内サイトを翻訳したら『レイクトラウトをそのまま菜種油で燻製しました。ジャガイモと一緒にパンのトッピングとして、またピザやパイの詰め物としてもお使いいただけます。』とあったので美味しそう。

平べったい黒パン３枚入り1.39€(約220円)
私は酸っぱい黒パンちょっと苦手だったんだけど、子供はハマって「スモークサーモンとクリームチーズ挟んで食べたい」と購入。

ミネラルウォーター500mL 0.49€(約80円)(うち0.2€はデポジット)
ミネラルウォーターの価格差激しかったな。ロヴァニエミ駅では3€もしたのに。何か違いあるのかな。

【チェックアウト】
一度ホテルに戻ってきてトランクにお土産を詰めてからチェックアウトしました。トランクはホテルのフロント横の荷物部屋で預かってもらえました。その荷物部屋、いつもジーって変な音がすると思ってたら、フロントから解錠操作して開いてる時だけ音がするみたいです。盗難が心配でワイヤーロックで柱に固定してたけど、セキュリティ万全でした。

早めのお昼ごはん食べに行きます。フィンランにド来たからには、サーモンスープとベリーソースがけミートボールを食さずに帰国するわけにいかない！

【オールドマーケット屋内市場】
スオメンリンナ島のフェリー乗り場のすぐ近くです。フィンランドの建物、毎回ドアが立派で開けるの緊張します。

【まだ開店前の所も】
中には観光客向けのお店がたくさんあります。

【綺麗な屋内】
ショーケースには、その場で食べられるようなお惣菜が並んでます。お店によってはテーブルと椅子も用意されてます。

【キャビア屋さん】
左上の、一口サイズのカナッペは４種類。
スモークトナカイ5€(約800円)、トナカイ5€、ヘラジカ(エルク)5€、クマ8€(約1280円)。

クマが気になる！
半分に割られたクラッカーの上に、クマ肉のペーストのような物が乗っていて、ナッツ・ブルーベリー・イタリアンパセリ？が飾り付けられてます。
8€(約1280円)かあ、高いよな…。
写真右の方にある黒いキャビアが乗ったパンケーキ(10€≒1600円)よりは安いんだけどさ。

そのうち焼き立てアツアツのクマ肉を食べられる機会があったら食べよう、って事で今回はやめました。

【別のキャビア】
こっちのお店のキャビアはたくさん乗ってるのに同じ値段(10€≒1600円)。種類が違うのかな。一緒に乗ってるオレンジ色のはイクラみたいです。
他にもこのお店ではパンの上に色々乗せて売ってて、エビサラダ、サーモンタルタル、ハーブ風味のスモークサーモンなどは各7€(約1120円)でした。

【伝統的なサーモン料理のお店】
こっちのレストランも気になります。
カウンターでジャーキー売ってるけど、シカ・ヘラジカ・イノシシは各9.99€(約1600円)なのに対して、クマは19.99€ (約3200円)。やっぱりクマは高いんだな、獲るの命懸けだろうし。

【ようやくランチタイム開始】
このお店がお目当てで来ました。オールドマーケット屋内市場の真ん中で営業してる『STORY』というレストランです。
モーニングは早くからやってますが、しっかり食事したいならランチメニューが始まる11時から。

【好きなタイプの黒パン】
先にパンだけ貰えました。２枚あったのに１枚食べ終わりました。酸味が少なくてふわふわ。
『15』と書かれたサイコロは番号札。少ししたら注文した品を持って来てくれて回収されました。お水とカトラリーはセルフサービス。

【サーモンスープ(写真奥)】
クリームシチューみたい重たいのをイメージしてたので肩透かし食らいました。
牛乳の臭みとかなく、アッサリしたサラサラのスープ。サーモンから出た脂が少し浮いてるけど、多めに入ったディルが良い感じに中和してる！ゴロッと大きなサーモンがたくさん入ってました。日本で食べる北欧産サーモンって脂でギタギタなのが多い気がするけど、これはそんな事なくて程よい脂乗りで美味しい！煮込まれすぎてなくて旨味たっぷり。ちょうど良い硬さのジャガイモも名脇役。16.90€(約2700円)。

【ミートボール】
ミートボールはつなぎが少なくて肉の味がしっかりしてて美味しかったです。そしてそんなミートボールより大量にあるマッシュポテトがこれまた美味しい！お店でちゃんと茹でてマッシュしてるんだろなあ。私はいつも横着してマッシュポテトの素にお湯入れるだけだから微妙になるんです。クリーミーなブラウンソースと一緒に食べると更に美味しい。カラント？リンゴンベリー？のソースは彩だけでなく味のアクセントにもなってていいですね！ミートボールに甘いジャムかけるのー？なんて思ってすみませんでした。ミートボールにこの酸味の強いソース、不可欠ですね！上に乗ってるのは多分きゅうりとイタリアンパセリ。15.90€(約2540円)。

cafe STORY Kauppahalli メニュー
(Lounasが昼食という意味)
https://www.story-restaurants.fi/

【大統領官邸(右の旗が掲げられてる建物)】
早めの昼食を終えてウスペンスキー大聖堂へ向かう途中、大統領官邸がありました。
帰りは目の前の道を通ったんですが、玄関の両脇に衛兵が一人ずつ警備で立ってました。こんな海っぺりで寒風吹き荒ぶ中、微動だにせず立ってるんですよ。ロヴァニエミのトナカイ剥製みたいに尻尾の近くから針金が出てるんじゃ…？と思ったけど、針金はおろか、尻尾すら出してくれませんでした(当たり前)。
のびのび働いてるフィンランド人が多いと思ってたけど、国防は抜かりないんですね。カッコいいわー。でも真冬もあれなんですか？もうちょっと暖かい環境で働かせてあげたい。本当にお疲れ様です。

【ウスペンスキー大聖堂】
入場料無料ですが寄付もできます。入り口脇の斜面に白と黄色のクロッカスが咲いていて、フィンランドの春の訪れを感じました。

【縦パノラマ】
iPhoneのパノラマ写真って縦方向にも撮れるんですね。豪華な教会でした。

【ファツェルカフェ】
カフェはたくさんの人で賑わってました。私達はその隣の売店コーナーで量り売りしました。

【量り売り】
旅行中に食べて美味しかった青い包みの一粒チョコや、ピンクの包みのゲイシャというプラリネチョコ、あとはラム酒が入ったチョコなど買いました。写真がなくてすみません。

ホテルに預かってもらった荷物を回収して、電車で空港に向かいます。

【電車チケット】
２日乗り放題のチケットはカード状のしっかりした物でしたが、今回のはレシート。有効化(アクティベーション)は必要ありません。無くさないように持って乗車します。
空港行きのホームは、もうここ駅じゃないよね？ってくらい西側に離れた所にありました。

【車窓から見えた遊園地】
ぐるんぐるんと蛇行するジェットコースターのレールがいくつも見えます。

【ここ本当に最寄り駅？】
空港へは駅から雨に濡れずにアクセスできると聞いてたし、電車内の案内でも空港最寄り駅は『Lentoasema駅』ってなってるんだけど、Google Mapsさんは違う駅『Aviapolis駅』を指定してきました。

どっちだよ…困った…。

空港と言っても国内線と国際線あるだろうし、このまえ自分の勘頼りに動いてタリン行きフェリーに乗り遅れそうになったからGoogleさんを信じよう！

『Aviapolis駅』は地下にあったのでエレベーターで地上へ出ます。このエレベーター、斜めに上がるの面白い！

【あー…】
このあと地上に出たら、大きな道以外に何もない所でした。空港がどっちなのかの看板すらない。あー、やっちまったな。
そんな中タクシーだけは数台止まってました。きっとGoogleさんに誘導されてここで降りてしまう空港利用者が私達以外にもいるんでしょうね。

【え、話が違う！】
ホテルで調べた時は確か『Aviapolis駅』から空港まで徒歩30分くらいになってた気がします。そんな『Aviapolis駅』に降り立ってから検索したら『徒歩で1時間55分』って…嘘だろ！？地図の縮尺から考えても30分くらいの距離にしか見えないんだけどな。
バスもあるのかあ…ってのが上の写真ですが、これバス乗ってます？
また電車に乗るってのもあるね(Google Mapsさんは電車経路を出してくれないけど)。

もうヤケクソだ！歩く！

【やっぱ近くに駅あるじゃん！】
ここまで20分トランクゴロゴロしながら歩きました。この『Lentoasema駅』からは5分くらいで空港到着。
思ってたよりは近かったけどね。トランク引っ張っての移動はもうコリゴリだ。
お陰で空港で飲んだ水がおいしかったです。

↓フォートラベルの『ヘルシンキ空港駅』の位置、ずれてる気がします。実際は空港の敷地内のような所にあります。

【ペットボトルの蓋は取れません】
フィンランド来てしばらくは「なんで蓋の最後の部分、ちゃんと離れないんだよ！」とイラつきながら力技で引きちぎってました。わざと離れないようにしてると気付いてからは、これの方がいいね！蓋を落とさなくて済みます。
イラつきの大半って自分の思い込みだから、イラつく前にどうしてそうなってるのか？を考えるのが大事だと思い知った出来事でした。

【空港で時間潰し】
飛行機は17:45発。旅行会社からの案内には3時間前に来るように書いてありました。3時間半前に着いちゃったけど、スーパー、お土産物屋さん、カフェなどあり、時間潰しは苦じゃなかったです。

添乗員さんがいないツアーって、本当に旅行会社の方と全く会わないんですね。旅行日程表の送付もないプランだったので、会員ページに置いてあるホテルの予約表や飛行機・電車のチケットを自分でダウンロードしました。
これなら自分で手配して安くあげても良かったかな。サンタエクスプレス(夜行列車)の予約がわかりづらく、フィンランド語しかないようだったので自信なかったんです。でもGoogle翻訳かければ結構いけそうな気がします。次からは自力で頑張ってみよう。

【トイレ】
車椅子の下に、日本では見た事ないピクトグラム。多様性先進国だわ。

【雪が溶けました】
来た時(3月13日)は雪が積もってたのに、たった５日ですっかり消えてます。

サンタクロース村のあるロヴァニエミに雪のある時に行けて良かったです。雪景色の写真が綺麗だし、犬ぞりにも乗れました。それからオーロラも冬ですね。３月、オススメです。手持ちの防寒具でもどうにかなりそうでしたが、冬物セールで少し買い足しました。
真冬に行くと、日が昇らないから景色写真を撮るの難しいだろうな。寒いの嫌いな私は出歩くの億劫がっただろうし。

【夕焼けフライト】
子供が『フィンランドは沼と森の国』と習ったと話してて「沼？湖じゃないの？」ってなりました。沼と湖の明確な区別はないそうですが、水深が浅くて水底中央部にも水草が生育してるのが沼だそうです。上空から見たら確かに沼だらけ。高校の先生さすがです。

我が子はその先生があまりに好きすぎてプリントを捨てられず、一人暮らしの家にまで持って行きました。高校の先生って人生で出会う唯一の専門家の事が多くて、その分野の学術的な面白さを伝えられる素晴らしい職業だと思ってます。大人になってからだと『地理の専門家ってどこで会えるの？』って感じですもん。我が子に海外旅行への興味を持たせてくれて、人生を変えてくれて感謝してます。

思えばフィンランドは水道水が飲めたり、ヨーロッパなのにレストランで水が無料提供されたり、水資源が豊富な国でした。

しばらく飛んだら、旅の締めくくりにふさわしい綺麗な夕焼け。

【また米を頼んでるよ】
行きの便で「もう米は頼まない」と言ってたのに、『ターキーハンバーグ』ってのが気になって注文。行きよりは汁気が少ないおかずだったから、影響受けてる米も少なめでした。
ターキーって淡白で、チキンとの違いわかんなかったです。マーマレードとゴマのソース美味しい。酸味ってじっくり調理するとコクになるよね。付け合わせはジャガイモ、人参、インゲン。

副菜はジャガイモと根菜のバジルソース和えサラダキヌア添え。この根菜って何だったんだろう？セルリアックっぽかったけど自信ありません。

お酒はロングドリンクを注文。そういやジンが入ってるんだった！ジンの苦味がちょっと苦手。グレープフルーツと炭酸で飲みやすくなってるけど。
行きのノーザンブラッシュはすぐなくなったのに、これはなかなか飲み終わらないなー、と思ったら内容量が違いました。ノーザンブラッシュ250mL、ロングドリンク330mL。同じジンベースのカクテルだけど、私はノーザンブラッシュの方が甘くて飲みやすく、スライスレモンも貰えるので好きでした。

【もう片方のメニュー】
ビーフハンバーグ、カブのピューレ、玉ねぎ、インゲン、西洋ワサビソース。
蓋を開けてからの写真を撮り忘れました。

このファツェルのチョコレートバー美味しかったです。飛行機で出てくるお菓子ってハズレ無しですよね。

【南南西へ】
ん？日本がどこにあるかご存知？
呑気に機内食を楽しんでるけど、ハイジャックされてないよね？
来た時の北極ルートとは別のルートで帰ると聞いてたものの、心配になる方向へ飛んでます。

【良かった、曲がった】
ロシアだけでなく、ウクライナ(リヴィウ、キーウ)も避けた感じかな。

【偏西風に乗ってビューン】
次はチベット高原を避けるんだと思ってたけど、それよりだいぶ北を通ってます。そっか、そっちの方が近いのか。普段メルカトル図法の地図ばかり見てる弊害ですね。
飛行機は非常事態で与圧がうまくいかないと酸素マスクが降りてくる事がありますが、積んでる酸素だけでは長く持たないので、飛行高度を下げて酸素を確保しつつ緊急着陸する空港を探すそうです。チベット高原上空でそれをしようとすると山にぶつかるし近隣の空港も少ない事から、最初から迂回するルートを飛ぶんだとか。そんな事態まで考えてくれてるとはありがたい。私は飛行機の酸素マスクを使ったって人の話を聞いた事すらないわ。

【何を避けてるんだろう？】
カクカク曲がりながら飛びます。

【朝食？昼食？】
フィンランド時間では早朝5:30、日本時間ならお昼の12:30。

『ベイクドビーンズ、ハッシュブラウン添え。チーズ入りスクランブルエッグ。クリーミーな ほうれん草。』だそう。

イタリアの国旗みたいに綺麗な３色弁当。
ほうれん草たっぷり。
仕切りがないエコなパッケージ。

コーヒーのカフェインが効かず眠い中で食べたせいもあり、味に関しては特筆する事なかったです。
オレンジジュースの酸味で眠気覚ましを期待したけど、オレンジ分が少なくて糖分でまたウトウト。

【つくづく遠回り】
直線距離なら7830kmくらいなのに、飛行機は12180km飛びました。1.5倍以上！
世界が平和になったら、もっと距離が縮まるんだろうな。

【クネクネクルクル】
日本上空でもクネクネ飛んでました。むしろ真っ直ぐ飛べる事の方がすごいんだろうな。
クルッと回って南側から成田に着陸。最後にまたクルッと回って停止。

眠くてよく覚えてませんが定時運航だったと思います。それなら17:45ヘルシンキ発で機内食２回出て、13時間20分のフライトで14:05成田着。ものすごく遠回りした感じがありますが、行きより約１時間長くかかっただけです。すごいな偏西風。

【ただいまー！】
実家に寄ると母が私の大好物『ゆべし』を用意してくれてました。
子供達には「ママの死に目に立ち会う事があれば、ゆべしを口に詰め込んでくれ。天国のみんなに『大好物を死ぬほど食べてきたー！』って自慢するから」って言ってあります。
その時までに食べ飽きるといけないので、最近は食べてませんでした。

【薄っ！】
いつの間にこんなにスリムになってたんだ！？
こんなん死ぬに死にきれないやん！
最期くらいリッチに３枚重ねにしてもらうか。
いやはや、安全になって良い事っすねー。

長い旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。

(完)