北欧ひとり旅⑦～ヘルシンキ後編

ソコスバークナの朝食バイキング。おおよそ何時にするかチェックインのときに聞かれ7時半でと伝えましたが、遅れていっても席はたくさん空いていて大丈夫そうでした。

これまでのホテルもそうだけど、パンの種類が多い。
ここはグルテンフリーのパンがあったり、

グルテンフリーのクッキーもあっておいしかったです。

これもストックホルムのホテルにもあったやつ。

リンゴンベリージュースが気に入ったのでここでもいただきます。

朝食のレストランはホテル10階。エレベーターホールからテラスに出られます。
気温はちょうど良いけど雨雲が。

右向こうにヘルシンキ大聖堂が見えます。

ヘルシンキは２泊のみ。かもめ食堂のロケ地を撮りに、行けるところに行ってみます。
まずはアカデミア書店へ。写真拡大するとわかりますが、入口に色んな作家の顔写真が並んだモノクロポスターがあり、真ん中に村上春樹がいました。

書店の2階のカフェアアルトへ。

朝食の直後なのでコーヒーだけ。

席に着くと店のお姉さんが日本語メニューを持ってきてくれました。私の後にも日本人らしいお客さんが来ました。

一度だけワン！と犬の鳴き声が。
写真には撮ってないけどスウェーデンでもフィンランドでも犬をよく見かけます。電車も普通に乗ってるし、北欧そういうところいいな。やはり大型犬が多いけれどブードルやダックスも時々。ポメラニアンも一度見かけました。

カフェの壁には風景画が。店は小さいけれど落ち着いた雰囲気。店のお姉さんも感じが良かったです。

書店には日本に関する書籍のコーナーもあり、｢武士道｣というタイトルの分厚いハードカバー本がありました。ヒルトネン青年はこれを読んでサムライスピリットに目覚めたのかしら。。

スウェーデンとの往来が多いらしく、どこのお店も電車もおおよそ３か国語表記になっています。こういうのも日本人からすると新鮮。

書店向かいのムーミンショップ。お土産になるものがあるか見てみます。日本人がけっこう来ていました。

結局ここは見るだけにして、あとでカンピのムーミンショップで買い物しました。
そこでもらったかわいいスタンプカード。全部押すと何かもらえるみたいだけど、そのためにはロバニエミにも行かないと…

カンピ方面へ。礼拝堂は11時からと書いてあり、先にテンペリアウキオを見ることにしました。が、11時過ぎに戻ってきても入口が開いていない。もういいかなと思ったので中は見ませんでした。

横の階段のぼった広めの踊り場にはかもめがたくさん。たまり場なのかな、立ってるとかもめが顔の横すれすれに飛んで威嚇してきます。
ヘルシンキの主はかもめなんだとこのとき理解しました。

雨が降ってきたので傘をさしてテンペリアウキオへ。
入口には観光客が大勢いましたが中に入るとがらんとした雰囲気。それだけ大きいということですね。

岩肌がむき出しなの、おもしろい。

隅っこにスタインウェイのピアノがありました。礼拝で使うのかな。贅沢。

ヘルシンキ中央駅に戻って、地下鉄に乗ります。

駅のホール。ヨーロッパの駅って感じですね。

地下鉄ホールへ下る。
照明が暗めで、ゴミが落ちていたり座り込む人がいたりで若干治安悪い雰囲気。まあ気にするレベルではありません。

気になるのは英語表記がところどころない＆見えないこと。

まずはハカニエミ駅へ。右の「うどん」何なのか最後までわからず。

駅前にハカニエミマーケットがあります。

かもめ食堂でミドリがトナカイ肉を買った店。
和牛も売っていました。

マーケットホール内にはイートインスペースもありました。

続いてヘルットニエミ駅。

歩いて15分くらいかな。マリメッコ本社に来ました。

1階にアウトレットが入っています。もちろん正規品も。
私は見るだけで満足してしまい何も買いませんでした。

ほんとはお土産用に紙ナプキンがほしかったのですが、ソコスの雑貨コーナーの方が種類が多く値段も少し安かったのでそちらで買いました。ヘルットニエミ駅近くのSスーパーでも安く買えると情報があり行ってみましたが見つけられませんでした。

社員食堂の一般開放は14時まで。少し過ぎていたのであきらめました。
写真の手前は受付とロビーがあり、ロビーではマリメッコ社に関する書籍や決算報告書？みたいな資料が置いてありました。マリメッコデザインのカードも何種類か置いてあったので、友人達のお土産にもらって帰りました。

ちなみに
ここは今回の旅で一番日本人に会った場所。店内日本語が飛び交って不思議な感覚。

宿に戻る途中でメールが一通。

夕食を予約していたラヴィントラかもめからでした。19時予約でしたが、ホントに来るなら18時までにconfirmしてね、しないと予約を取り消しますよ、と書いてあります。すぐconfirmしました。

いったんホテルに戻り、ちょっと休んでからラヴィントラかもめへ。外観は映画のままですね。

トラムでいくか迷いましたが、歩いても20分ちょいなので歩きました。
が、途中で道を間違え最後は小走りで。ギリギリ間に合いました。

予約は席だけ。オリジナルのナフキンとボトルがかわいい。

店内暖房がきいていて汗ばむ。脱げるだけ脱ぎました。

映画のような丸テーブルはなく、間取りも違いますが雰囲気はそのままです。

日本人もちらほらいたけれど、ローカルなお客さんの方が多め。

予約なしで来る人も多かったです。どうしてもでなければ予約せず行ってみるのもアリですね。

トナカイのおにぎりとシナモンロールは外せないので、両方ついてる北欧セットというのにしました。37.5ユーロ。

他に鰻のかば焼きとお刺身２種、きゅうりとわかめの酢の物、お味噌汁。トナカイはしぐれ煮にしてあって臭みがなく食べやすい。
お米もおいしかったけれど握りが甘く、持って食べるとこぼれるのはご愛敬。

一品料理とか丼ものもあって、そちらもおいしそうでした。

デザートのコーヒーとシナモンロール。でっかいのが出てきたらどうしようと思っていましたがちょうど良いサイズで安心。

コーヒーのカップ、ムーミン柄でかわいい。

店の一角にオリジナルグッズと、メッセージノートが置いてありました。オリジナル紙ナフキンも売ってます。友人達に紙ナフキンとキッチンワイプを買いました。

よく見ると大阪万博のポスターが貼ってあります。

グッズコーナーの上には映画のポスターが。

かもめ食堂の世界を満喫出来て、良い時間でした。

食堂を出たら雨は止み、霧が出ていました。8時過ぎていますが明るいので帰りも歩きます。

霧のヘルシンキもいい感じ。
今回の旅ほんとに盛りだくさん。

翌朝。ヘルシンキ最終日。北欧の旅も最終日です。

疲れがたまってきたものの、ここまでいると名残惜しい。

最後の朝食をゆっくりいただきます。

友人達へのマリメッコナフキンをまだ買っていなかったのでソコスで調達。
４階の雑貨コーナーに色んな種類がありました。マリメッコ以外のフィンランドのブランドもあって、色々ほしくなってしまいます。

マリメッコの食器も色々。本社に行く時間がなければここでお土産を探すのもいいかも。

ちょっと水とお菓子を買いに、ソコスからすぐのKスーパーへ。

これも欲しかったんです。スーパーのレジ袋。
こういうのこそ現地限定ものなので、友人達へのお土産にいいかなと。1枚50円くらいでした。あとで見たら二段目の右の袋には「Kスーパー　ポスティタロ店」とプリントされてます。この店舗オリジナルみたいです。

チェックアウトまでまだ時間があるので、エスプラナーディ公園をぶらぶら。
札幌大通公園みたいな雰囲気だけどそれよりはこじんまり。

ここでもヘルシンキの主が銅像の頭上で休んでいます。

公園を歩いていると音楽が聞こえてきます。行ってみるとジャズのパフォーマンスをやっていました。

KATUはフィンランド語で、GATANはスウェーデン語でそれぞれ「～通り」。
少し覚えてきたところなのに帰らないといけない。

ヘルシンキではトラムにお世話になりました。撮ってないけどレインボーカラーの車体も。

中央駅からヴァンター空港へ。
ここでも改札らしきものがなく、一応ゾーンABCチケットを買ったものの読み取ることはありませんでした。

空港に着いちゃった。
フィンランドは単体でまた来ようと思います。だからしばしの間さようなら。

お財布事情でパリ乗継ぎエールフランスを取ってましたがオーバーブッキングだとかでフィンエアーの直行便に振り替えてもらえました。ラッキー。

フィンエアー、座席が広めで個々にモニターがついてて快適。機内食はン？でしたがファッツエルのチョコバーがついてたり、ナフキンがマリメッコなのがgoodです。

写真はフライトマップ。西側の飛行機はロシア上空を飛べないので北極海→ベーリング海経由で北から日本に入るルートです。スバールバル諸島とか北極点を通るときちょっとテンションあがったな。

北極点通過証明書なるものが機内で配られました。実際は少しずれて飛んでたような気がするが…

それがここ。少し左が北極点だと思います。カメラでこんなに見えるんですね。

ちなみに今回の迂回ルートは13時間。ロシア上空を飛ぶと9時間。

念のためクローナとユーロの現金を持っていきましたが、まったく使いませんでした。現金不可の店もたまにありました。

クローナ紙幣は日本で取り扱ってるところが少なく、私はTravelexに予約して両替しました。結果手数料払っただけだった。まあ結果論ということで。