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オーストリアの西半分、ハルシュタットからチロル地方をレンタカーで巡る旅です。<br />アルプスの東端にあたるチロル地方は、険しい大自然と人の息吹が隣り合わせ。そびえる壁のような岩山の麓には牧草地が広がり、どこに行っても牛が草を食んでいる姿が見えます。<br />花を飾った家とタマネギのような形の教会の塔がある村々を抜け、ティンメルスヨッホとステルヴィオの二つのダイナミックな峠を越えて、チロルのいろいろな顔に触れました。<br />オーストリアは情報が少なくて印象が薄かったのですが、人々ののんびりしていて適当な様子が自分にはとても合っているようで、ファンになってしまいました。<br /><br />☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜<br />【3】あこがれのグロースグロックナー山岳道路<br /> オーストリアをドライブしたいと思ったきっかけは、グロースグロックナー山岳道路を知ったことでした。今日はそのあこがれの道路を走破して、麓のハイリゲンブルートという街に宿泊する予定です。<br />☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜<br /><br /> 1 ハルシュタットとザルツブルグ(前編)<br /> 2 ハルシュタットとザルツブルグ(後編)<br />&gt;3 あこがれのグロースグロックナー山岳道路<br /> 4 南チロルの絶景の村、サンタ・マッダレーナへ<br /> 5 湖に水没した教会の神秘の美しさ<br /> 6 オーバーグルグルと予定外の峠越えの絶景<br /> 7 チロルの美しい村に行ってみたけど・・・<br /> 8 やっぱりすごかったステルヴィオ峠<br /> 9 隠れた黄葉スポット、アーホルンボーデン

チロルの大自然と小さな村【3】あこがれのグロースグロックナー山岳道路

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2015/09/20 - 2015/10/01

3位(同エリア18件中)

Tatsuoさん

オーストリアの西半分、ハルシュタットからチロル地方をレンタカーで巡る旅です。
アルプスの東端にあたるチロル地方は、険しい大自然と人の息吹が隣り合わせ。そびえる壁のような岩山の麓には牧草地が広がり、どこに行っても牛が草を食んでいる姿が見えます。
花を飾った家とタマネギのような形の教会の塔がある村々を抜け、ティンメルスヨッホとステルヴィオの二つのダイナミックな峠を越えて、チロルのいろいろな顔に触れました。
オーストリアは情報が少なくて印象が薄かったのですが、人々ののんびりしていて適当な様子が自分にはとても合っているようで、ファンになってしまいました。

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【3】あこがれのグロースグロックナー山岳道路
 オーストリアをドライブしたいと思ったきっかけは、グロースグロックナー山岳道路を知ったことでした。今日はそのあこがれの道路を走破して、麓のハイリゲンブルートという街に宿泊する予定です。
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1 ハルシュタットとザルツブルグ(前編)
2 ハルシュタットとザルツブルグ(後編)
>3 あこがれのグロースグロックナー山岳道路
4 南チロルの絶景の村、サンタ・マッダレーナへ
5 湖に水没した教会の神秘の美しさ
6 オーバーグルグルと予定外の峠越えの絶景
7 チロルの美しい村に行ってみたけど・・・
8 やっぱりすごかったステルヴィオ峠
9 隠れた黄葉スポット、アーホルンボーデン

  • 朝カーテンを開けたらかなり強い雨が降っていました。<br />対岸のハルシュタットが霞んでいます。

    朝カーテンを開けたらかなり強い雨が降っていました。
    対岸のハルシュタットが霞んでいます。

    ホテル ハウス アム シー セルフ チェックイン ホテル

  • 湖岸を列車が通っていきます。

    湖岸を列車が通っていきます。

    ホテル ハウス アム シー セルフ チェックイン ホテル

  • 廊下に子供の写真が飾ってありました。<br />家庭的なホテルでくつろげます。

    廊下に子供の写真が飾ってありました。
    家庭的なホテルでくつろげます。

  • 木のぬくもりを感じるこじんまりしたレストランで、雨のハルシュタット湖を見ながら朝食をとります。

    木のぬくもりを感じるこじんまりしたレストランで、雨のハルシュタット湖を見ながら朝食をとります。

  • 日本人3組、中国人3組、西洋人1組と、圧倒的にアジア。<br />宿の奥さんがおかわりのコーヒーを持ってきてくれました。

    日本人3組、中国人3組、西洋人1組と、圧倒的にアジア。
    宿の奥さんがおかわりのコーヒーを持ってきてくれました。

    ホテル ハウス アム シー セルフ チェックイン ホテル

  • ホテルのすぐ横が船着場です。ハルシュタットからの南回りの船がここに着きます。<br />桟橋から見ると、まるでこのホテルのための船着場のようです。

    ホテルのすぐ横が船着場です。ハルシュタットからの南回りの船がここに着きます。
    桟橋から見ると、まるでこのホテルのための船着場のようです。

  • チェックアウトのときに「Booking.comで予約したの?」と聞かれました。きっとBooking.comに出してから外国人客が増えたのでしょうね。<br />かなり強い雨です。<br />ホテルの入り口で写真をとっていたら、奥さんが雨の中に出てきて撮ってくれました。<br />10時、ホテルを出発します。

    チェックアウトのときに「Booking.comで予約したの?」と聞かれました。きっとBooking.comに出してから外国人客が増えたのでしょうね。
    かなり強い雨です。
    ホテルの入り口で写真をとっていたら、奥さんが雨の中に出てきて撮ってくれました。
    10時、ホテルを出発します。

    ホテル ハウス アム シー セルフ チェックイン ホテル

  • 今日は山越えなので、ハルシュタット・ラーンのスタンドで早目に給油しておきます。

    今日は山越えなので、ハルシュタット・ラーンのスタンドで早目に給油しておきます。

  • 最後に船着場からもう一度ハルシュタットの景色を眺めます。<br />どんよりした雲の下で冴えません。快晴の初日に思いきって来ておいて本当によかった。<br />10時半にハルシュタットを離れ、グロースグロックナー山岳道路を目指します。

    最後に船着場からもう一度ハルシュタットの景色を眺めます。
    どんよりした雲の下で冴えません。快晴の初日に思いきって来ておいて本当によかった。
    10時半にハルシュタットを離れ、グロースグロックナー山岳道路を目指します。

  • 強い雨の中を走ります。<br />初日に通った Golling への道から途中で左に分かれ、一部アウトバーンA10号線を走る他はずっと一般道を行きます。

    強い雨の中を走ります。
    初日に通った Golling への道から途中で左に分かれ、一部アウトバーンA10号線を走る他はずっと一般道を行きます。

  • 12:12、ブルック・アン・デア・グロースグロックナーシュトラッセで幹線道路311号線を降り、いよいよ山岳道路にまっすぐつながる道に入ります。

    12:12、ブルック・アン・デア・グロースグロックナーシュトラッセで幹線道路311号線を降り、いよいよ山岳道路にまっすぐつながる道に入ります。

  • しばらく進むと、山の上の方にうっすら雪が積もっているのが見えてきました。<br />これから山越えなので不安です。

    しばらく進むと、山の上の方にうっすら雪が積もっているのが見えてきました。
    これから山越えなので不安です。

  • 雨が雪混じりになり、そのうちに辺りが白くなってきました。まもなく道路もうっすら雪に覆われてきます。<br />すれ違う車が屋根に雪を載せていました。

    雨が雪混じりになり、そのうちに辺りが白くなってきました。まもなく道路もうっすら雪に覆われてきます。
    すれ違う車が屋根に雪を載せていました。

  • このまま進んだら危なそうなので、そろそろ引き返した方がいいかと思い始めたころ、前方に赤信号が並んだ広い料金所が見えました。<br />時刻は12時半です。

    このまま進んだら危なそうなので、そろそろ引き返した方がいいかと思い始めたころ、前方に赤信号が並んだ広い料金所が見えました。
    時刻は12時半です。

  • 一番右だけ青信号でしたが、ここもコーンで通せんぼされています。<br />今日泊まるハイリゲンブルートは山岳道路の向こう側。どうしたものか。

    一番右だけ青信号でしたが、ここもコーンで通せんぼされています。
    今日泊まるハイリゲンブルートは山岳道路の向こう側。どうしたものか。

  • 1分も外にいると体じゅうに雪が積もってしまうほどの降り。<br />12:40、長居してたら身動きが取れなくなりそうなりそうなので急いでもと来た道を戻ります。<br />道路の雪がさっきより多くなっています。滑りそうで怖いのでゆっくり走ります。

    1分も外にいると体じゅうに雪が積もってしまうほどの降り。
    12:40、長居してたら身動きが取れなくなりそうなりそうなので急いでもと来た道を戻ります。
    道路の雪がさっきより多くなっています。滑りそうで怖いのでゆっくり走ります。

  • 10分ほど走ると道路の雪はなくなり、ほっとひと安心。<br />実はグロース・グロックナー山岳道路は夏でも雪で閉鎖になることがあるのをネットの旅行記で見ていたので、別のルートを確認済みです。<br />311号線まで戻って西に進みます。

    10分ほど走ると道路の雪はなくなり、ほっとひと安心。
    実はグロース・グロックナー山岳道路は夏でも雪で閉鎖になることがあるのをネットの旅行記で見ていたので、別のルートを確認済みです。
    311号線まで戻って西に進みます。

  • ミッタージルという街から108号線に入って、グロースグロックナー山の西側の峠を越えます。<br />峠までかなり長い距離の登りが続きますが、広い二車線でカーブも緩やかな幹線道路です。<br />回りには崖が迫り、雨でできたのでしょうか、細い滝がいくつも見えました。

    ミッタージルという街から108号線に入って、グロースグロックナー山の西側の峠を越えます。
    峠までかなり長い距離の登りが続きますが、広い二車線でカーブも緩やかな幹線道路です。
    回りには崖が迫り、雨でできたのでしょうか、細い滝がいくつも見えました。

  • 幸い雪を見ることもなく、州境の長いトンネルで峠を越えます。予定より1日早くチロル州に足を踏み入れました。<br />後はひたすら下り、14:40、リエンツに着きました。<br />リエンツは東チロルの中心都市というだけあって、ひらけた大きな街です。<br />大きなスーパーがあったので入ってみました。

    幸い雪を見ることもなく、州境の長いトンネルで峠を越えます。予定より1日早くチロル州に足を踏み入れました。
    後はひたすら下り、14:40、リエンツに着きました。
    リエンツは東チロルの中心都市というだけあって、ひらけた大きな街です。
    大きなスーパーがあったので入ってみました。

  • 広いフードコートがありました。<br />雨の中を食事もとらずに運転し通しで疲れたので、休んでいくことにします。

    広いフードコートがありました。
    雨の中を食事もとらずに運転し通しで疲れたので、休んでいくことにします。

  • 初日にドイツのサービスエリアで食べたレバー・クネーデル・ズッペ(レバーの肉団子のスープ)とアップルケーキ、ミルク・カフェです。<br />ミルクカフェはガラスの容器に入れろと書いてありました。もちろんドイツ語は全くわからないので、コーヒーマシンに書いてあった説明をスマートフォンの辞書で調べたのです。本当に便利な世の中になりました。

    初日にドイツのサービスエリアで食べたレバー・クネーデル・ズッペ(レバーの肉団子のスープ)とアップルケーキ、ミルク・カフェです。
    ミルクカフェはガラスの容器に入れろと書いてありました。もちろんドイツ語は全くわからないので、コーヒーマシンに書いてあった説明をスマートフォンの辞書で調べたのです。本当に便利な世の中になりました。

  • 16:20、相変わらず雨が強く降る中、リエンツを出発します。<br />間もなくジグザグに坂をぐんぐん登り、たちまち谷をずっと下に見下ろすようになりましたが、道が北に向きを変えてしばらくすると下り坂になりました。ここでチロル州からケルンテン州に移ります。今日4つ目の州です。<br />この後は川に沿ってほとんど勾配のない道を行きます。てっきりグロースグロックナー山に向かって登っていくものとばかり思っていたので、意外でした。

    16:20、相変わらず雨が強く降る中、リエンツを出発します。
    間もなくジグザグに坂をぐんぐん登り、たちまち谷をずっと下に見下ろすようになりましたが、道が北に向きを変えてしばらくすると下り坂になりました。ここでチロル州からケルンテン州に移ります。今日4つ目の州です。
    この後は川に沿ってほとんど勾配のない道を行きます。てっきりグロースグロックナー山に向かって登っていくものとばかり思っていたので、意外でした。

  • 17:05、ハイリゲンブルートに到着です。<br />教会の背後に見えるはずのグロース・グロックナー山は、雲の中です。<br />下り坂のように感じていましたが、地図を見ると少しずつ登っているようで、ハイリゲンブルートは標高1200mと、リエンツの600mより高所にあります。<br />冬のような寒さです。この上は雪で道路が閉鎖になっているのですから当然ですが。

    17:05、ハイリゲンブルートに到着です。
    教会の背後に見えるはずのグロース・グロックナー山は、雲の中です。
    下り坂のように感じていましたが、地図を見ると少しずつ登っているようで、ハイリゲンブルートは標高1200mと、リエンツの600mより高所にあります。
    冬のような寒さです。この上は雪で道路が閉鎖になっているのですから当然ですが。

    ナショナルパーク ロッジ グロースグロックナー ホテル

  • 本当はグロース・グロックナー山岳道路を通って、この山の上から降りてくるはずでした。<br />でも無事に着けてよかった。

    本当はグロース・グロックナー山岳道路を通って、この山の上から降りてくるはずでした。
    でも無事に着けてよかった。

  • ホテル・グロックナーホフの玄関で荷物を降ろした後、街の入り口に戻って公共の地下駐車場に車を置きます。スキーリゾートだけあって、5層の大きな駐車場です。<br />ホテルまでは歩いて数分です。雨はほとんどあがりました。

    ホテル・グロックナーホフの玄関で荷物を降ろした後、街の入り口に戻って公共の地下駐車場に車を置きます。スキーリゾートだけあって、5層の大きな駐車場です。
    ホテルまでは歩いて数分です。雨はほとんどあがりました。

  • リゾートらしい華やかな雰囲気です。

    リゾートらしい華やかな雰囲気です。

  • ホテル・グロックナーホフはこの街のシンボル、ヴィンツェンツ教会の隣です。<br />バルコニーに出ると目の前に教会があり、15分おきに鳴る鐘が間近に聞こえます。

    ホテル・グロックナーホフはこの街のシンボル、ヴィンツェンツ教会の隣です。
    バルコニーに出ると目の前に教会があり、15分おきに鳴る鐘が間近に聞こえます。

    ナショナルパーク ロッジ グロースグロックナー ホテル

  • 左手の谷を雲が埋めています。

    左手の谷を雲が埋めています。

    ナショナルパーク ロッジ グロースグロックナー ホテル

  • しばらくしたら左手から雲がこちらに登ってきました。<br />グロース・グロックナー山は見えそうもありません。

    しばらくしたら左手から雲がこちらに登ってきました。
    グロース・グロックナー山は見えそうもありません。

    ナショナルパーク ロッジ グロースグロックナー ホテル

  • 夜になって雲の中にライトアップされた教会が浮かび上がります。<br />右にあるのが泊まっているホテル・グロックナーホフです。

    夜になって雲の中にライトアップされた教会が浮かび上がります。
    右にあるのが泊まっているホテル・グロックナーホフです。

    ナショナルパーク ロッジ グロースグロックナー ホテル

  • ホテルのバーの暖炉端の席でゆったりとくつろぎます。<br />今日は疲れました。レストランに入るのも面倒なので、夕食はなしで済ますことにしました。

    ホテルのバーの暖炉端の席でゆったりとくつろぎます。
    今日は疲れました。レストランに入るのも面倒なので、夕食はなしで済ますことにしました。

    ナショナルパーク ロッジ グロースグロックナー ホテル

  • 今日はオーストリア行きの一番の目的だったグロースグロックナー山岳道路行きが叶いませんでしたが、こうしてくつろいでいると「まあいいか」という気持ちになってきます。<br />思い通りにいかないのも旅行の醍醐味の一つです。

    今日はオーストリア行きの一番の目的だったグロースグロックナー山岳道路行きが叶いませんでしたが、こうしてくつろいでいると「まあいいか」という気持ちになってきます。
    思い通りにいかないのも旅行の醍醐味の一つです。

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