
2011/12/22 - 2012/01/03
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shiraok4563さん
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アルコバサ、バターリャに続き、トマールを目指しました。世界遺産修道院3部作の完結編は、トマールにあるキリスト教修道院。
他の修道院と違い、丘の上に建造されていました。それもそのはず。キリスト修道院は、テンプル騎士団の城に増設されてできたもの。また、この修道院は、王家の霊廟の役割は与えられていません。
テンプル騎士団の城跡を基にして、何段階かに分けて修道院は整備・増設されているので、ロマネスク様式、ゴシック様式、マヌエル様式が混在し、非常に興味深い造りになっていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
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バターリャからトマールに向かう際、山間の道を進みました。振り返ると絶景でした。
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トマールのキリスト修道院の麓まで辿り着くと、修道院に行くにはカーナビは右折しろといい、標識は左折しろと言っています。どちらを信用すべきか迷いましたが、標識に従って見ることにしました。車は大回りをして、キリスト修道院のある山を大きく迂回し、結局裏側からアクセスすることになりました。駐車場に車を停めて、標識の意味が良く分かりました。麓から駐車場に通ずる道が崩れ落ちており、修理をしているところでした。
キリスト修道院は、1160年にテンプル騎士団が建てた要塞跡に建てられています。まずは、テンプル騎士団の城への門をくぐります。 -
テンプル騎士団の城は堅固な山城です。城の見張り塔が見えます。
テンプル騎士団は、ローマ教皇クレメンス5世と結託したフランス王フィリップ4世により、異端の嫌疑をかけられ、弾圧されてしまいます。
テンプル騎士団禁止後、ディニス王により結成されたキリスト騎士団がここに入居します。 -
テンプル騎士団により建てられたロマネスク様式の教会堂はそのままキリスト騎士団の修道院の教会堂として使用されました。
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教会堂は16角形の形をとっているとのこと。
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いよいよ修道院への入り口の南門に到着しました。(実際には脇から入場することになります。)
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マヌエル様式の精緻な造りとなっています。
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キリスト騎士団の指導者であったエンリケ航海王子が増設した墓の回廊。アズレージョが壁に貼られています。
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墓の回廊の脇にあるPortocarreiros Chapel。
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同じくエンリケ航海王子のときに整備された沐浴の回廊。こちらは二階建てです。
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新聖具室。16世紀終わりに参事会室のあった場所に建てられたものだとか。
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天井が見事でした。
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教会堂(円堂)の中に入ります。16角形の教会堂は、さらに8角形の内部構造を持っています。
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教会堂の内壁には見事な聖画が描かれています。
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反対側です。
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8角形の内部構造です。
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内側には十字架のイエス像がありました。
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建物には様々なガーゴイルが。
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ここにも。
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ここにも。何だかつらそうです。
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有名なマヌエル様式の窓。教会堂の裏側にあります。1510年から1513年にかけて造られたもので、非常に精巧な造りです。
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下から見上げても立派です。
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ジョアン3世の回廊。ルネッサンス様式の傑作だとか。マヌエル様式で有名なマヌエル1世の息子、ジョアン3世(在位:1521年 - 1557年)が建設を開始したものの、在位中には完成せず、主な部分が仕上がったのが1562年だとか。
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内部も均整がとれた姿です。
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ジョアン3世の回廊の反対側は、Hostelry Cloister。宿屋の回廊とでも訳せばよいのか、旅人や巡礼者の宿泊施設として使用されたそうです。1541年から1542年にかけて建てられたもので、とても古い宿泊施設です。身分の高い人は上層階に泊まったとか。
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宿屋の回廊を下から見たものです。質素な中庭です。
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ジョアン3世の回廊と宿屋の回廊の背後にはT字形に修道士たちの40の部屋が並んでいます。
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T字形の翼廊の要の部分には聖堂がありました。この場所が修道院の幾何学的中心点に当たるそうです。
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カラスの回廊、修道士たちの読書や祈りの場所として使われたそうです。
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カラスの回廊、角度を変えて見たものです。
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カラスの回廊の内側です。
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Micha(パンの一種)の回廊。ここで貧しい人々にパンの施しをしたことに由来しているそうです。
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修道院に水を供給する水道橋です。
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修道院中を歩き回って疲れたので、カラスの回廊にあるカフェで休憩しました。
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お菓子をつまみながらコーヒーを一杯飲み、
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修道院を後にしました。
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夕食の時間までまだ時間があるのでトマールの町を散策することにしました。キリスト修道院の丘の麓にあるレプブリカ広場と市庁舎です。
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向かい側にはサン・ジョアン教会。
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トマールの町も一歩中に入ると細い路地。
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その細い路地にひっそりとシナゴーグが隠されていました。
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明るいうちは商店街を歩く人もままありましたが、
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日が暮れるとこのような感じに。
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それでもまだレストランが開く時間にならないので、またカフェで時間をつぶすことに。
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カフェも閉店になり、そろそろ開いているだろうと思い、レストランに行ってみると、営業していました。○○の歩き方にも載っているTabuleiroに行きました。ここでナザレで会った子供連れの家族に偶然再会しました。
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ここでArroz de Pato(アローシュ・デ・パト)、鴨の炊き込みご飯を食べました。割とあっさりとした味でした。別のおかずをもう一品頼めば良かったかもしれません。
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もう一品はポルトガル風トンカツ(?)でした。ご飯とフライド・ポテトの組み合わせはToo muchかも。
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シメは、再びプディン・フランにしました。ここのよりシントラで食べたものの方がおいしかったです。
おなかが一杯になり、夜の道をホテルに帰りました。今回は間違えることなくすんなりホテルに到着しました。
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