ファドの歴史や意味を知ることができます。生のファドを観ることはできません。
- 4.0
- 旅行時期:2015/05(約10年前)
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by nichiさん(男性)
リスボン クチコミ:20件
今回の旅行の目的の一つにファドを観ることがありました。
しかし、コインブラで観たファドは今一つで私たちは満足できるものではありませんでした。ファドとはこんなものかなぁ~?なんて決めるにはまだ早いと思い、アルファマ地区の散策中に寄ってみました。
リスボンカードを提示すれば割引で3.5ユーロでした。
事前のネット情報では撮影不可でしたが、三脚とストロボを使用しなければ撮ってもいいとのこと。一眼レフだけ持って館内を歩きました。
イアフォンガイドを借りて、英語のガイドを聞きながら館内を進みます。
最初にオッと思うのは「オーファド」の絵画。Jos・ Malhoa作『O Fado』ファドを演奏して歌っている際の油絵ですが、有名絵画のようです。
ファドは19世紀に船乗りの労働者たちがリスボンの下町であるここアルファマで歌っていたのが起源のようです。もともとは安酒場や売春宿で歌われていたようですが、優れた歌手も誕生し、だんだんと世界的にも認知されてきたようです。
「人生」とか「運命」という心の音楽です。
戦前のモノクロの映像は、ファドがいかに庶民の心の中に浸透していたかが分かります。
ファドの楽器も数多く展示されています。
ギターラ(見たことがない形のギターで、ポルトガルギターとも呼ばれています。)とヴィオーラ(普通のクラシックギターです)などが数多く展示されています。
数多くの歌手の写真が飾られており、記されている番号をイアフォンガイドに入力するとその人の歌声を聞くことができます。
ここで少し夫婦で考え直し「コインブラのファドだけではファドを語れないので、今晩リスボンで本格的なファドを観に行こう」となりました。その結果、ファドレストランで素晴らしい感動のステージを堪能することができました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2015/07/03
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